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スターウォーズのストーリー
EPISODE 1 THE PHANTOME MENACE

遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・

銀河共和国を騒乱が襲った。辺境の星系を結ぶ交易ルートへの課税を巡って論争が勃発したのだ。

貪欲な通商連合は武力での解決を図るべく、大規模な艦隊によって辺境の小惑星ナブーの物流を完全にとめてしまう。

共和国議会がこの非常事態について飽くなき討論を繰り広げている間に、最高議長は論争を調停すべく、平和と正義の守護者であるジェダイ騎士2人を密かに派遣したのだった・・・

Radiant VII

ヴァローラム元老院議長の特使、ジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンとその弟子オビ=ワン・ケノービを乗せた共和国艦<ラディアントVII>がナブー星系に到着する。彼らは惑星を封鎖する通商連合の戦艦に連絡を取り、平和的交渉を求めて艦内へと乗り込んでいった。一方、通商連合のヌート・ガンレイ総督はこの訪問に歓迎の意を示すものの、特使がジェダイと知るや一転して恐怖に怯え、この武力行使の後ろ盾となった謎の人物に連絡を取る。黒幕の正体は共和国の転覆を目論むシスの暗黒卿ダース・シディアスだった。利益確保のため元老院に抗議行動を示そうとする通商連合と、この騒動を利用して共和国に混乱を巻き起こし、その空白の間に隠されたより大きな目的を達成しようとするシス卿の思惑が一致したのである。ジェダイの介入に怒りをあらわにしたシディアスは、ガンレイに2人のジェダイを抹殺し、ナブー侵略を開始するよう命じるのだった。

会談の開始を待っていたジェダイたちに突如として毒ガスによる攻撃が行われ、その後も通商連合のバトル・ドロイドが2人に襲い掛かる。連合側の敵意を感じた2人は総督のいる艦橋へと向かうが、ドロイディカに阻まれ、逃走を余儀なくされる。そして、クワイ=ガンとオビ=ワンは連合軍がナブー侵略に向けて無数のドロイドを準備していることを知ると、別々の上陸船に隠れてナブーへと逃れるのだった。

ナブーの若きアミダラ女王は、元老院がこの問題の解決に動き出したことをガンレイ総督に告げ、封鎖の解除を求めていた。だが、もはや後に引けなくなったガンレイは一気に侵略軍の上陸を開始させ、星系内の通信をすべて遮断してしまう。通商連合の大規模なドロイド軍が首都シードへと侵攻し、市内は一瞬にして占領されてしまうのだった。そのころ、地上に降りた2人のジェダイは故郷から追放されたグンガンのジャー・ジャー・ビンクスと出会い、彼に連れられてグンガンの水中都市オート・グンガへと向かっていた。彼らはグンガンの領主であるボス・ナスと対面し、ナブーの危機を訴えるが、人間と反目するグンガンたちは耳を貸そうとしない。ジェダイはひとまず説得を諦め、ジャー・ジャーを引き取ってシードへと向かうのだった。

Sith Master and Apprentice

地上では既に首都周辺がすべて連合軍に制圧されており、アミダラ女王もドロイドたちに捕らえられてしまう。だが、連行される途中、女王らはジェダイによって救出され、元老院議会で危機を訴えるべく、コルサントへの逃亡を試みるのだった。女王の一行を乗せたロイヤル・スターシップがナブーを飛び立ち、連合艦隊の封鎖線へと接近する。船は集中放火を受けシールドを失うが、間一髪のところでこの危機を救ったのはアストロメク・ドロイドのR2-D2だった。彼らは無事に封鎖を突破するが、ハイパードライブが攻撃によって損傷してしまい、パーツ交換をしなければならない状況だった。女王とジェダイたちは仕方なくハットの犯罪王が支配する辺境の無法惑星タトゥイーンへと向かうことになる。一方、ガンレイたちが女王を取り逃がしたことを知ったシディアスは、弟子のダース・モールを放ち、女王の追跡を命じる。次第に状況が手に負えなくなっていくことに、ガンレイたちは不安を隠せなかった。

ロイヤル・スターシップがタトゥイーンの砂漠地帯に着陸し、クワイ=ガン、アミダラの侍女のパドメ、ジャー・ジャー、そしてR2-D2が交換用のハイパードライブを求めて近郊の都市モス・エスパへと向かう。彼らはそこで強欲なトイダリアン、ワトーが経営するジャンク店に入り、目当てのパーツを見つけるが、共和国に属さないタトゥイーンでは共和国クレジットが通用せず、買取は断念せざるを得なかった。一行はやむなく店を出て対策を思案するが、打つ手はない。やがて砂嵐が街を襲い、彼らはワトーの店で働いていた9歳の奴隷少年、アナキン・スカイウォーカーの家に招かれる。アナキンは自力でポッドレーサーやプロトコル・ドロイドのC-3POを組み立ててしまう天才少年だった。そこで彼らはアナキンとその母シミの話を聞き、ワトーが無類のギャブル狂であることを知ると、後日開催されるポッドレース大会、ブーンタ・イヴ・クラシックを利用してパーツを手に入れることを思いつく。そしてこのとき、クワイ=ガンはアナキンに信じられないほど強大なフォースが宿っていることを見出したのだった。

パドメの反対を無視し、クワイ=ガンはワトーにポッドレース賭博での共闘を申し込む。条件は、アナキンを出場させ、この少年が勝てば賞金の分け前と引き換えにクワイ=ガンがハイパードライブを手にし、負ければワトーにロイヤル・スターシップを提供するというものだった。どちらに転んでも損のないワトーはそれを快諾し、取引は成立する。その夜、アナキンは翌日のレースに備えてレーサーを完成させ、床に付いた。そして、クワイ=ガンはアナキンから採取した血液サンプルをオビ=ワンに送信し、アナキンがマスター・ヨーダをも凌ぐミディ=クロリアン値を持つことを確認する。そのころ、シス卿ダース・モールも女王を追ってタトゥイーンに到着していた。彼はプローブ・ドロイドを街に放ってジェダイと女王の行方を捜索を開始する。

翌朝、ついにブーンタ・イヴ・クラシックが開催され、銀河全域から集まった総勢18名のレーサーたちが、命と名誉を賭けた大勝負に挑むことになる。優勝経験のないアナキンにパドメは不安を隠せずにいたが、クワイ=ガンはこの少年に絶対的な信頼を寄せていた。だが、アナキンの所有者であるワトーは常勝無敗の残忍なレーサー、セブルバに全財産を投入するという。そこでクワイ=ガンはワトーにもう1つの勝負を申し込んだ。彼はアナキンが勝利する方にアナキンが使うレーサーを賭け、ワトーにアナキン自身を要求したのである。

Podrace

主催者ジャバ・ザ・ハットの合図と共に、ついにレースが開始された。アナキンはスタートのエンジン・トラブルで大きく出遅れるが、驚異的な反射神経で次々とライバルを出し抜き、トップとの差を詰めていく。一方、セブルバは卑劣な手段で他のレーサーを妨害し、後続の出場者たちを抹殺していった。最終的に先頭グループはアナキンとセブルバの一騎打ちとなり、そこでもセブルバの卑怯な手口によってアナキンは絶体絶命の危機に立たされる。だが、アナキンにはフォースが付いていた。競技場に戻る直前にセブルバのレーサーはクラッシュし、若干9歳の人間の少年が見事な初優勝を遂げたのである。

ワトーはこのレースですべてを失い、アナキンは奴隷から解放された。クワイ=ガンは彼をコルサントへ連れて行き、ジェダイの訓練をさせると約束するが、その前に母との別れという現実が立ちはだかる。ワトーがシミを手放さなかったのだ。アナキンが母と作りかけのC-3POに別れを告げると、彼女は幼い息子に夢に向かって進めと言い残し、タトゥイーンに留まるのだった。そして、アナキンとパーツを手に入れたクワイ=ガンはこの惑星から離れるため船へと急ぐが、そこにダース・モールが襲い掛かる。だが、老練なジェダイ・マスターは謎の戦士の凄まじい連続攻撃をなんとか回避し、難を逃れたのだった。ロイヤル・スターシップの中でアナキンはオビ=ワンに紹介され、一行はようやくコルサントへと向かうことになる。そのとき、アナキンはパドメに密かな恋心を抱いていた。

そのころナブーではすでに全土が通商連合の支配下に置かれており、市民が苦しめられ、一刻の猶予も辞さない状況だった。一方、コルサントに到着したアミダラはナブー選出のパルパティーン議員と会談し、共和国の腐敗の現状を知らされる。すでに多数の議員が通商連合に買収されており、汚職疑惑で信頼を失ったヴァローラムの体制では、現状を打破するのは難しいというのだ。パルパティーンはアミダラに議長罷免の動議を提出するよう進める。しかし、女王にはそんな回り道をしている時間はなかった。

そのころ、コルサントに一際高くそびえるジェダイ聖堂ではジェダイ評議会が招集されており、クワイ=ガンとオビ=ワンがマスターたちを前にシスの復活について報告を行っていた。メイス・ウィンドゥをはじめとする評議会の重鎮たちはその報告に懐疑的だったが、シスの脅威について調査を開始することを決定する。また、クワイ=ガンはタトゥイーンで運命の出会いを果たしたアナキンをジェダイ訓練生として騎士団に迎え入れたいと申し出た。彼はアナキンこそが予言に示されたフォースに均衡をもたらす「選ばれし者」だと信じていたのだ。評議会はアナキンをテストすると告げるが、他人に共感を持ちやすいクワイ=ガンの性格に彼らが疑いを抱いているのもまた事実だった。

Jedi Council

元老院ではナブー問題を扱う臨時議会が召集され、アミダラが来賓として祖国の惨状を訴えていた。しかし、それを虚言だと主張する通商連合の議員団が真っ向から対立し、議会は紛糾する。そこで、マラステアの議員団は調査チームをナブーへ派遣し、事実確認を急ぐようにと進言するのだった。アミダラは国民が苦しんでいるときにそんな猶予はないと主張するが、ヴァローラム議長は既に官僚の言いなりになっており、実権はないに等しかった。女王はついにパルパティーンの提案どおり、議長の解任決議を要求し、満場一致で可決される。うなだれるヴァローラムを尻目に、パルパティーンは密かに微笑んでいた。

ジェダイ評議会ではアナキンのテストが行われ、この少年の類まれなる才能が認められていた。しかし、同時にアナキンの心に潜む影、母親と離れ離れになった不安がヨーダやメイスに暗雲を投げかけていたのも事実である。一方、アミダラのもとにはパルパティーンが新議長候補として選出されたという知らせが届いていた。ナブーは今回の事件で同情を集めており、パルパティーンの勝算は高い。だが、共和国衰退の現実を思い知らされたアミダラは、結果を待たずに故郷へ戻る決断をし、帰路を急ぐのだった。また、クワイ=ガンはアナキンの不合格を通告されると、評議会に背いて彼を訓練すると宣言する。だが、評議会はアナキンの処遇については引き続き協議するとし、それよりもナブー事件の真相解明が急務であると告げた。クワイ=ガンとオビ=ワンは再びアミダラの護衛となり、アナキンとジャー・ジャーを連れてナブーへと戻るのだった。

ジェダイと女王がナブーを目指していることを知ったシディアスは、再びモールを派遣し、ジェダイとの戦いを命じる。一方、無謀な行動かと思われたアミダラには秘策があった。彼女はジャー・ジャーの案内でグンガンの避難所へと向かい、ボス・ナスと対面する。そこでパドメが彼らに片膝を付き、ナブー解放への助力を願い出たのである。パドメこそがアミダラ女王本人だったのだ。このときナブーとグンガンとの長年の確執が解消され、両種族は力を合わせて侵略者を撃退することになったのだ。

グンガンの偉大なる部隊が草原でドロイド軍と乱戦を繰り広げる。和解の立役者となったジャー・ジャーは将軍に任命され、時間稼ぎのための陽動作戦を指揮することになった。その間、ナブーの警備隊はジェダイの力を借りてドックを確保し、戦闘機で上空のドロイド司令船を目指していた。司令船を破壊すれば、すべてのドロイドを不能にすることができるのだ。そして、アミダラ率いる少数チームが王宮に侵入し、ガンレイ総督を拘束するのである。だが、その前にダース・モールが立ちはだかった。クワイ=ガンとオビ=ワンはシスと対峙し、その間にアミダラたちが玉座の間へと急ぐ。そのとき、アナキンとR2は隠れて乗っていた戦闘機を起動させてしまい、宇宙での戦いに参加することになってしまう。

Duel of Fate

アミダラは侍女のサーベを囮に使い、あっさりとガンレイ総督の身柄を拘束する。だが、グンガン軍、戦闘機部隊、そしてジェダイの戦いはいずれも劣勢だった。この状況を一気に打破したのはアナキンの活躍である。フォースを味方につけた彼はドロイド司令船のシールドをかいくぐって内部へと侵入し、主反応炉を破壊、船を大破させたのだった。その瞬間にドロイド軍は動作を停止させ、グンガン軍に勝利をもたらした。しかし、シード王宮の奥深くで戦っていた2人のジェダイは苦境に立たされていた。オビ=ワンが戦いから切り離され、その間にモールが圧倒的な力でクワイ=ガンを仕留めたのである。次の瞬間、師を失ったオビ=ワンが怒りに任せてモールに襲い掛かるが、力の差は歴然だった。だが、一瞬の油断が両者の命運を分けた。オビ=ワンの起死回生の一撃が慢心したシス卿の体を引き裂き、ナブーの戦いに終止符を打ったのだ。クワイ=ガンは最期の力を振り絞って弟子にアナキンを託し、この世を去るのだった。

やがて新議長に当選したパルパティーンとジェダイ評議会のメンバーたちがナブーに到着する。ヌート・ガンレイとその副官ルーン・ハーコは共和国当局に引き渡され、司法の手に掛かることになった。パルパティーンはオビ=ワンに礼をいい、アナキンの将来に期待の声をかけると、アミダラと共に祖国と共和国の発展を誓う。また、オビ=ワンはヨーダにクワイ=ガンの遺言を伝え、アナキンを弟子とすることを了承させていた。その夜にはクワイ=ガンの葬儀も執り行われ、ヨーダとメイスは現実となったシスの出現に警戒心と不安を抱く。そして翌日、シードでナブー解放とパルパティーンの議長就任、そしてナブーとグンガンの共存の実現を祝う盛大なパレードが開催された。民衆は平和を誓い、歓喜に溢れたのである。

EPISODE 2 THE ATTACK OF THE CLONES

遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・

銀河元老院に不穏な気配が漂っていた。数千もの星系が共和国から脱退する意思を宣言したのだ。

謎の指導者ドゥークー伯爵の指揮のもと、この分離主義運動は限られたジェダイ騎士団の力で銀河系に平和と秩序を維持することを困難にしたのだった。

ナブーの前女王アミダラ元老院議員は、苦境に立たされたジェダイへの支援軍隊設立の是非を問う重大な票決に参加すべく、銀河元老院へと戻るのだった・・・

Royal Cruiser

軍隊設立法案への投票を控えたパドメ・アミダラ議員を乗せ、ナブーのロイヤル・クルーザーがコルサント星系に到着した。しかし、クルーザーは専用着床パッドに着陸した途端に爆破され、乗員全員が死亡する。だが、乗っていたのはアミダラの影武者となっていた侍女の1人コーデだった。自分を襲う陰謀を目の当たりにしたアミダラは動揺するが、警備隊長のタイフォに連れられ、悲痛の思いで元老院へと向かうのだった。

元老院議長の官邸ではパルパティーンとジェダイ評議会の重鎮たちが会談を行っていた。パルパティーンは分離主義勢力との話し合いによる紛争解決に自信を見せるが、事態は想像以上に深刻である。そこへアミダラを筆頭とする忠誠派議員団が訪れ、アミダラは直感から暗殺未遂の首謀者がドゥークー伯爵ではないかと告げる。しかし、ドゥークーはかつてクワイ=ガンを訓練した偉大なジェダイ・マスターでもあった。評議員たちはドゥークーの潔白を信じており、パルパティーンの進言を受け入れ、オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーを彼女の護衛につけると約束するのだった。

パドメの宿舎で、オビ=ワンとアナキンは10年ぶりに彼女との再会を果たす。特にアナキンはこの10年間、絶えずパドメを想い続けてきたのだった。だが、彼の一途な想いに対してパドメは冷静だった。任務を逸脱する犯人の究明に自信を示し、オビ=ワンから叱責を受けたアナキンを尻目に、彼女はジェダイの護衛に期待を寄せ、寝室へと急ぐ。アナキンは意気消沈するが、オビ=ワンと代議員となったジャー・ジャーに励まされ、自分の役目を果たすのだった。

アミダラの暗殺を企てたのは女賞金稼ぎザム・ウェセルと、その雇い主である銀河系最強の賞金稼ぎジャンゴ・フェットである。ジャンゴは本当の依頼主を慎重に隠すため、彼女に仕事を請け負わせていたのだ。彼はザムに猛毒を持つ生物クーハンを与え、再びアミダラを襲撃させるのだった。

Coruscant Chase

パドメに心を奪われたアナキンに、オビ=ワンが個人的な恋愛感情を禁じたジェダイ騎士団の掟を説いていたとき、寝静まったパドメの部屋にザムが送り込んだ暗殺ドロイドが到達した。ドロイドは部屋の中にクーハンを解き放つが、そのわずかなフォースの変化を感じ取った2人のジェダイが乱入する。間一髪のところでアナキンのライトセイバーがクーハンを焼き切り、オビ=ワンはドロイドを追跡する。アナキンも宿舎を飛び出して駐車してあったスピーダーを拝借すると、師匠の後を追うのだった。追跡者を察知したザムは全速力で逃走し、コルサントの深夜の摩天楼で壮絶なスピーダー・チェイスが繰り広げられる。アナキンは無謀な運転と衝動的な行動でオビ=ワンを困らせながらも、彼女を地上のナイトクラブに追い詰めた。2人は慎重に店の中へと入り、オビ=ワンがライトセイバーの一撃でザムの腕を切り落とす。ジェダイは彼女に黒幕の正体を尋問するが、遠方からジャンゴの放った毒入りダーツによって、ザムは息絶えたのだった。

オビ=ワンとアナキンがジェダイ評議会に報告を済ませると、ヨーダとメイス・ウィンドゥはオビ=ワンに賞金稼ぎの捜索を、アナキンにはアミダラの護衛として彼女をナブーへ送り届ける任務を与える。アナキンにとってはこれは初の単独任務であり、パドメと2人きりになれる好機でもあった。彼はさっそくパルパティーンの官邸へと足を運び、投票を回避してナブーに戻るようパドメを説得してほしいと依頼する。彼はこの10年間、常に自分を気に掛けてくれたパルパティーンに深い尊敬の念を抱いていたのである。一方、オビ=ワンは秀でた才能から傲慢になっている弟子に不安を隠せなかった。だが、メイスはアナキンこそが予言にある「選ばれし者」であるとし、オビ=ワンに自分の弟子を信頼するよう進めるのだった。

アナキンとパドメは目立たぬよう難民を装ってナブーへと発った。そして、オビ=ワンは謎の賞金稼ぎが残したダーツについて調査するため、旧友デクスター・ジェッスターのダイナを訪れる。知識豊富なデクスターはオビ=ワンとの再会を喜び、ダーツの出処がクローン職人の惑星として知られるカミーノであることを教えてくれた。オビ=ワンはその情報をもとにジェダイ公文書館でカミーノの情報を検索するが、何も見つからない。彼はヨーダに知恵を求め、この老マスターに従って修行に励む子供たちの洞察から、カミーノの情報が何者かによって削除されたことを知るのだった。オビ=ワンはヨーダの言葉とデクスターの情報を信じ、謎の究明を求めてカミーノへと向かう。

Naboo Romance

そのころナブーへ向かう船の中では、アナキンとパドメが徐々にかつての親交を取り戻していた。2人は首都シードに到着すると新女王に謁見し、安全な湖畔に身を寄せることになる。そして2人で過ごすうちに、アナキンはパドメへの強い愛情を募らせていった。2人は熱いキスを交わし、急速に親密になっていくが、アナキンの強い情熱をよそにパドメはどうしても一線を踏み越えることができないのだった。そこには議員とジェダイという、立場と掟の問題が2人の間に立ちふさがっていたのである。アナキンは秘密の恋を持ちかけるが、現実はそこまで甘くはなかった。

地表のすべてが水に覆われ、絶えず嵐の吹き荒れる惑星カミーノに到着したオビ=ワンは、思いがけない歓迎にたじろいだ。カミーノアンたちはジェダイの訪問を待っており、真っ先にビジネスの話を切り出してきたのである。カミーノの首相ラマ・スーは、既に発注どおり、共和国軍となる20万のクローン兵を完成させており、追加分の100万も完成間近だと説明する。また、首相は発注者としてジェダイ・マスター・サイフォ=ディアスの名を告げるが、彼は10年前に死んだはずの人物だった。オビ=ワンは内心驚きながらも、密かに用意されていたクローン軍を視察し、このとき彼らの遺伝子提供者が賞金稼ぎのジャンゴ・フェットであることを知らされる。オビ=ワンはさっそくジャンゴに面会を求めるのだった。

早すぎるジェダイの訪問に驚いたジャンゴは、オビ=ワンの質問をうまくはぐらかしつつ、雇い主はティラナスという男だと説明する。面会はすぐに終わり、ジャンゴは遺伝子提供の報酬として得た自分の完全なクローン、ボバ・フェットと共にカミーノからの逃走を準備するのだった。一方、オビ=ワンは早速この驚愕の事実をコルサントのマスターに報告し、ジャンゴを評議会で尋問するため捕らえるよう命じられる。予言には、フォースに均衡がもたらされるとき、ダークサイドが増大すると記されていた。クローン軍の存在を察知できなかったヨーダとメイスも、フォースがシスの放った暗雲に覆われているという事実を認めざるを得ないのだった。

ナブーでのある朝、アナキンは夢にうなされ目を覚ます。タトゥイーンに残してきた母シミが苦しんでいる姿を予見したのだった。彼は任務でパドメのもとを離れることができないが、パドメは自分も一緒であれば問題はないとし、2人でタトゥイーンへと出発する。やがてモス・エスパに到着した2人は、ワトーの店を訪れた。老トイダリアンはジェダイとなったアナキンを見て驚くが、既にシミは他人に売られており、ここにはいなかった。アナキンはワトーから得た情報をもとにアンカーヘッドの水分農場を訪ね、母を買い取り再婚したというクリーグ・ラーズ、その息子オーウェン、そしてオーウェンの婚約者ベルー・ホワイトサンと面会する。だが、懐かしいC-3POとの再会を果たしたものの、ここにも既に母の姿は見えなかった。クリーグ曰く、シミはタスケンの盗賊たちに連れ去られ、1ヶ月間行方不明なのだという。母の身を案じるアナキンはオーウェンのバイクを借り、砂漠の荒野を目指すのだった。

Kamino

カミーノではジャンゴとボバが愛機<スレーヴI>で逃走しようとしているところだった。オビ=ワンは2人を制止しようとするが、ジャンゴはジェダイに戦いを挑み、激しい肉弾戦となる。結局ジャンゴは逃走するが、オビ=ワンは彼の船に追尾装置を取り付けていた。彼は<スレーヴI>を追って辺境の惑星ジオノーシスへと到達する。軌道上の小惑星帯でも激しい宇宙戦が行われ、オビ=ワンはジャンゴを見失うが、賞金稼ぎが地上に降りたのは明らかだった。彼はそのまま追跡を続け、ジオノーシスに通商連合の貨物船団が停泊している事実を発見する。続いて地表の尖塔の中を探索し、大規模な製造工場で無数のバトル・ドロイドが作られていることも明らかになった。そしてオビ=ワンはさらに驚くべき事実を目の当たりにする。ヌート・ガンレイ総督をはじめとする分離主義勢力に加担する有力企業の幹部たちと共に、ドゥークー伯爵がこの惑星を訪れていたのである。彼らはこの会合で正式に独立星系連合を旗揚げし、大量生産したドロイド軍をもって共和国とジェダイに対抗することを確認していた。大規模な戦争の準備が着実に進んでいたのである。

タスケンのキャンプにたどり着いたアナキンは、小屋の中についにシミの姿を発見する。親子は10年ぶりの再会を喜ぶが、衰弱しきっていたシミは愛する息子に抱かれたまま、安らかに息を引き取るのだった。母を失ったアナキンの怒りは凄まじく、彼は怒りにすべてを任せてタスケンを皆殺しにする。このときのフォースの騒乱ははるか彼方のコルサントにまで届き、ヨーダとメイスに恐ろしい警告を告げるのだった。母を抱いてラーズ家の農場に戻ったアナキンは、こうなったのは自分が未熟なせいであり、オビ=ワンが十分な修行をさせないからだと訴える。パドメはアナキンをなだめ、その後、シミの葬儀がしめやかに行われた。アナキンは母の死に決意を新たにするが、そこにオビ=ワンからの連絡が入る。ジオノーシスからの報告をコルサントに中継してほしいというものだった。

オビ=ワンは評議会のマスターや元老院議員たちに恐るべき事実を伝えるが、その直後にドロイドに発見され、捕らえられてしまう。この非常事態を前に忠誠派の議員たちも、クローン軍を使って分離派を攻撃すべきだというアスク・アック議員や、それでも先制攻撃は許されないというベイル・オーガナ議員の意見によって紛糾していた。だがこれ以上議論をしている猶予はなく、マス・アメダ副議長はパルパティーン議長に非常時特権を与えるべきだと提案する。議会で絶大な信頼を持つアミダラ議員ならばこのような動議を提出できるが、彼女はコルサントにいない。ここで代役を買って出たのは、彼女の代理に任命されていたジャー・ジャーだった。彼は議会で一世一代の演説を行い、パルパティーンへの支持を訴える。すると議長の共和国への愛と不退転の決意が満場一致の賛意をもってそれに応えるのだった。パルパティーンは直ちにクローン軍を正式採用し、分離主義勢力の打倒を宣言する。それを受けたジェダイ騎士団も、メイスがオビ=ワン救出のため他のジェダイと共にジオノーシスへと向かい、ヨーダがクローン軍を受け取るべく、カミーノへと向かうのだった。一方、タトゥイーンに留まるよう厳命されたアナキンも、パドメとR2、3POを連れ、オビ=ワンを助けるためジオノーシスへと発ってしまう。

Battle of Geonosis

捕らわれの身となったオビ=ワンの前にドゥークーが現れた。彼は腐敗した共和国が既にシス卿ダース・シディアスによって牛耳られていること、10年前のナブー事件もシスの後ろ盾があったこと、そして自分が共和国を裏切ったのもシスを倒すためであることを告げる。ドゥークーはオビ=ワンを仲間にと誘うが、彼はそれを敢然と拒否するのだった。やがて、彼を救出するために到着したのはアナキンたちだった。彼らはドロイド製造工場へと侵入するが、大乱闘の末、捕らえられてしまう。アナキンとパドメはオビ=ワンと共に共和国からのスパイ容疑によって処刑されることになるのだった。このときパドメはアナキンへの愛を告白する。3人は大勢のジオノーシアンが観戦する処刑闘技場へと運ばれ、3体の猛獣たちに身を委ねられた。VIPボックスではドゥークー、ジオノーシスのポグル大公、ガンレイ総督とその副官、フェット親子がその光景を楽しんでいる。だが、そこに突如としてマスター・ウィンドゥが割り込んできたのだった。

メイスの登場と同時に200人のジェダイが闘技場になだれ込む。アナキンたちも解放され、ジオノーシアンたちが逃げ惑うなか、代わりに何千体ものバトル・ドロイドが押し寄せてきた。メイスも観戦ボックスを追われ、闘技場での戦いに参戦する。この戦いは熾烈を極め、メイスは強敵のジャンゴを倒すが、これまでの歴史上類を見ないほどの数のジェダイが殺害されてしまう。そしてついに残りのジェダイたちも追い詰められ、ドゥークーに降伏を迫られるのだった。だが、メイスがそれを拒否したとき、上空からクローン軍を引き連れたヨーダが降りてくる。圧倒的なクローン軍の戦力によって形成は一気に逆転し、闘技場は破壊されたドロイドの残骸に埋め尽くされた。やがて戦場は砂漠の荒野へと移動し、ジェダイ率いるクローン軍とドロイド軍との全面戦争へ突入する。ドゥークーたちも司令室へと引き上げるが、残されたボバはひっそりと父の亡骸にすがるのだった。

分離派の指導者たちは正体不明のクローン軍の出現に予期せぬ戸惑いを見せていた。ドロイドの全軍を投入しても、とても数が足りないのだ。形成は著しく不利に傾き、ガンレイは早々とジオノーシスから撤退してしまう。そしてさらに戦いが続き、ドロイド軍の敗北が決定的になると、ポグル大公も軍を撤収させるのだった。彼はこのとき、密かに開発を進めていた最終兵器の設計図を、共和国の手に落ちる前にドゥークーに託す。それは想像を絶する大きさと破壊力を誇る宇宙要塞兵器だった。伯爵はこの設計図をコルサントにいる謎のマスターへ届けるべく、自船の待機するドックへと急ぐのだった。

Clone Army

アナキンとオビ=ワン、パドメを乗せたガンシップがドゥークーのバイクを視界に捉えた。彼らは伯爵の後を追うが、ジオノーシアンの戦闘機による砲撃を受け、パドメが砂漠に転落してしまう。オビ=ワンは彼女を助けようとするアナキンを一喝し、任務の優先を説いた。やがて彼らはドゥークーの格納庫へと到達し、伯爵と対峙することになる。だが、元ジェダイ・マスターのドゥークーは余りにも強かった。さらに彼はフォースのダークサイドを受け入れており、アナキンをフォースの電撃で失神させると、オビ=ワンをもあっさりと倒してしまう。再起したアナキンも再び戦いを挑むが、右腕を切断され、再び倒されてしまう。そこへ姿を現したのはマスター・ヨーダだった。ライトサイドとダークサイド、両者の達人が持てる力を尽くして激しくぶつかり合う。決闘はフォースの戦いからライトセイバー戦へと移り、敵わぬと悟ったドゥークーはフォースで巨大な支柱を倒すと、動けなくなった師弟を襲うのだった。そしてヨーダが2人を助けようと気を逸らした隙に、宇宙船で逃走してしまう。パドメが駆けつけたときにはすでに戦いは終った後だった。

数日後、コルサントの見捨てられた工業地帯にドゥークーの船が到着した。彼を待ち構えていたのはダース・シディアスである。ドゥークー伯爵、いやシス卿ダース・ティラナスは、彼の新しいマスターに戦争が始まったことを告げるのだった。一方、ジェダイはジオノーシスの戦いで多くの仲間たちを失っていた。ヨーダはドゥークーがダークサイドに落ちたことに強い懸念を抱く。そのころ、議員たちが見守る前で、無数のクローン兵が分離派の惑星へ向けて出撃を開始していた。悲痛な面持ちのベイル・オーガナとは対照的に、パルパティーンは決意に満ちた表情でその光景を眺めている。銀河系と共和国に破壊と殺戮をもたらす凄惨な戦い、クローン大戦がついに幕を開けたのだった。

そのころ、ナブーの湖畔ではアナキンとパドメが3POとR2に見守られて秘密の挙式を行っていた。ジェダイの掟は結婚を禁じている。だが、2人にはもはやそんなことは関係なかったのだ。

EPISODE3 REVENGE OF THE SITH

遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・

戦争だ!共和国は無慈悲なシス卿ドゥークー伯爵による攻撃によって、崩壊寸前にまで追い詰められていた。英雄たちは両陣営におり、邪悪はいたるところに存在する。

この激動の最中、残忍なドロイドの指揮官グリーヴァス将軍は共和国の首都を急襲し、銀河元老院の指導者パルパティーン議長の誘拐に成功する。

分離主義勢力のドロイド軍が価値ある人質を連れて包囲された首都から逃れようとしていたとき、2人のジェダイ騎士は捕らわれの議長を救出すべく、危険な任務を指揮していた・・・

コルサント星系に、アウター・リム包囲作戦から急遽呼び戻されたオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーのジェダイ・スターファイターが到着した。首都の上空では、パルパティーン議長を連れて逃走しようとする分離主義勢力の艦隊と、それを阻止しようとする共和国軍の艦隊が入り乱れ、壮絶な戦いを展開している。この大乱戦のなか、2人のジェダイ騎士は議長が捕らえられているグリーヴァス将軍の旗艦<インヴィジブル・ハンド>へと急いだ。途中、オビ=ワンがバズ=ドロイドの攻撃を受けるが、アナキンは自殺行為ともとれる無謀さで、愛するマスターを救助する。やがて彼らは<インヴィジブル・ハンド>のドッキング・ベイへと到達し、バトル・ドロイドをなぎ倒しつつ、議長の収監された展望タワーへと向かうのだった。だが、すべてはドゥークー伯爵とグリーヴァス、そしてこの2人を陰で操るダース・シディアスの計画通りだったのだ。

手枷を掛けられたパルパティーンの前にアナキンとオビ=ワンが到着する。しかし、そこにはドゥークー伯爵も待ち構えていた。ジェダイたちは再び、今度こそ2人がかりでシス卿と光刃を交えることになる。ドゥークーはオビ=ワンをあっさりと気絶させるが、アナキンは3年前の対決からはるかに力を上げていた。シス卿はアナキンの怒りを誘うものの、最後は一方的に押され、両腕を失ってしまう。このとき、若きジェダイはとどめを刺すことを躊躇うが、パルパティーンは彼を殺せと命じるのだった。アナキンは苦悩するが、一瞬の怒りに心を乱し、無抵抗な伯爵の首を切断する。そして、彼らはオビ=ワンを連れ、脱出へと急ぐのだった。

その間も、船の外では戦艦同士の激しい砲撃戦が繰り広げられており、<インヴィジブル・ハンド>は大きな損傷を被っていた。そして、3人は逃走途中にレイ・シールドに捕らえられ、ドッキング・ベイに残っていたR2-D2と共に、艦橋のグリーヴァス将軍の前へと連行されてしまう。グリーヴァスはジェダイのライトセイバーを取り上げるが、ジェダイはR2の機転によって武器を取り戻し、艦橋で将軍とそのボディガード・ドロイドたちとの乱闘が開始された。だが、グリーヴァスは状況の不利を悟ると、卑劣にも艦橋から飛び出し、脱出カプセルで通商連合の戦艦へと逃亡する。重要な人質を奪回された分離主義勢力は、作戦の失敗を受け、共和国首都から一斉に撤退を開始したのだった。一方、船内に残されたアナキンらは、エンジンの大破した<インヴィジブル・ハンド>でコルサントへの不時着を余儀なくされる。しかし、アナキンはまたしても天才的な操縦テクニックを披露し、消防隊の助けを借りて、無事地表へと帰還することに成功したのである。

Return of Chancellor

元老院では、忠誠派の議員たちとジェダイ・マスター・メイス・ウィンドゥが、パルパティーン議長とアナキンを出迎えていた。パルパティーンはグリーヴァスが生きている限り議会は戦争継続を支持するだろうと告げ、メイスも彼の逮捕に全力を尽くすと約束する。このとき、アナキンは物陰で自分を見つめるパドメの存在に気がついた。久しぶりに再開した夫婦は互いの愛を確認し合い、パドメは夫に衝撃の事実を告白する。彼女はアナキンの子供を宿していたのだ。

そのころ、分離主義評議会の隠れ家となっていたウータパウでは、シディアス卿がグリーヴァス将軍に、分離派の幹部たちをムスタファーへ移動するよう命じていた。また、シディアスは戦争の終わりに自信を見せており、ドゥークー伯爵に代わる新しい弟子の到来を予見していたのだった。

一方、コルサントにあるパドメのアパートで彼女と共に夜を過ごしていたアナキンは、3年前に母を失ったときと同じ悪夢にうなされていた。しかも、今回はパドメが死の淵で苦しんでいる光景を予知したのだ。アナキンは再び愛する者を失うかもしれないという不安に恐れを抱くが、彼はジェダイとして、3年前よりはるかに大きな力を手にしていた。彼は妻に、このビジョンは決して実現させないと強く約束したのである。

だが、共和国の上層部ではさらにアナキンの心を掻き乱す出来事が表面化していた。謎のシス卿ダース・シディアスを追跡していたジェダイ評議会が、ますます大きな権限を手に入れたパルパティーンの周辺にダークサイドの気配を感じており、議長も自分に疑いの目を向ける評議会に不信感を抱いていたのだ。議長はアナキンを自らの私的代理人として評議会に送り込み、一方で評議会もアナキンに議長を内偵するという極秘任務を与えることになる。評議会の席をもらいながらもマスターへの昇格を見送られたアナキンは、大きな不満を募らせていた。ジェダイと議長の両者に忠誠を誓う彼は、パドメの命に関する心配も重なり、ますます不安定な状態へと追い詰められていったのである。

そしてある夜、アナキンはパルパティーンに呼び出され、ギャラクシーズ・オペラ・シアターへと足を運ぶ。議長曰く、グリーヴァスがウータパウに潜伏しているという情報を入手したというのだ。パルパティーンは、グリーヴァス討伐にはアナキンこそが相応しいと主張し、彼に評議会への不信を植えつける。事実、アナキンも評議会による自分への処遇には大きな不満を抱いていた。議長は、ジェダイが共和国と民主主義への忠誠を失っていると説き、シスとジェダイには本質的な違いなど存在しないのだと語る。そして、彼はアナキンに「賢者ダース・プレイガスの悲劇」を聞かせるのだった。偉大なシス卿だったプレイガスは、ダークサイドの秘術で愛する者たちを死の運命から救ったが、皮肉にも弟子に自分の命を奪われたのだという。パドメを死から救いたいアナキンはこの話に真剣に耳を傾けるが、その力はダークサイドのものであり、ジェダイの知識からは手に入れることができないのだ。

Battle of Kashyyyk

惑星キャッシークでは、ヨーダ率いるクローン軍がウーキーを支援し、独立星系連合のドロイド軍を迎え撃っていた。同時にジェダイ聖堂では、アナキンが評議会の席でウータパウにグリーヴァスがいることを報告していた。だが、アナキンとパルパティーンの意に反し、グリーヴァス討伐の任務はオビ=ワンに与えられてしまう。アナキンは不満を押し隠し、かつての師にしばしの別れを告げる。しかし、これは2人にとって親友同士としての最後の会話になるのだった。

多くの悩みを抱えたアナキンは、より大きな力を求める自分がジェダイ規範から徐々に足を踏み外しつつあることを認識していた。パドメもそんな夫を優しく気遣うが、彼にとって最も大きな不安の対象は彼女自身だったのである。

単身でウータパウに到着したオビ=ワンは、宙港管理官のティオン・メイドンからの情報によりグリーヴァスの所在を突き止め、分離主義勢力の本拠地へと忍び込む。ガンレイ総督ら幹部たちは既にこの惑星を発っていたが、グリーヴァスは残っていた。ジェダイとの戦闘に絶対の自信を持つこのサイボーグは、オビ=ワンに一騎打ちを挑み、4本のライトセイバーで襲い掛かる。だが、剣術ではオビ=ワンがはるかに上を行き、グリーヴァスはまたしてもバイクで逃走するのだった。そして、コマンダー・コーディ率いるクローン軍が到着すると、抑圧に苦しんでいたパウアンたちも決起し、ウータパウの巨大な縦穴は熾烈な戦場と化したのである。

オビ=ワンとグリーヴァスが交戦状態に突入したことを受け、メイス・ウィンドゥはアナキンを元老院へと送り出した。評議会は、戦争の終わりが近づいていることを知った議長が、何らかの動きを見せることを期待していたのだ。しかし、パルパティーンは戦争についてはほとんど触れず、一方的にアナキンに関する個人的な問題のみを語りはじめる。議長はアナキンとパドメの秘密の結婚のこと、そしてパドメの死の予見のことを知っていた。彼はジェダイ評議会が自分たちを信用していないと断言し、アナキンに妻を救うためダークサイドへ転向するよう誘惑する。パルパティーンこそがダース・シディアスだったのだ。アナキンは激しい憎悪から一度はライトセイバーを起動させ、議長へと突きつけるが、最後は理性を働かせ、この恐るべき事実を報告するためジェダイ聖堂へと戻るのだった。

Uncivilized weapon

その間も、ウータパウではオビ=ワンとグリーヴァスの戦いが続いていた。武器を失ったオビ=ワンは恐ろしい戦闘力を持つグリーヴァスに苦戦するが、最後は彼のブラスターをフォースで掴み、ついにこの忌々しいサイボーグを葬ったのである。一方、グリーヴァスの死の報告を受け取ったメイスは、パルパティーンに非常時特権の返還を要求するため元老院へ向かおうとしていた。そこへアナキンが恐ろしい知らせを持って現れ、メイスもついにシス卿の正体を知ることになる。アナキンは元老院への同行許可を求めるが、メイスは彼の心の迷いを理由に、同行を断固として許さなかった。会議室での待機を命じられたアナキンは、パドメのことを思い詰めながら、彼女のいる方角を見つめて涙を流す。パルパティーンがジェダイに殺されてしまえば、彼女を救うことはできなくなるのだ。

パルパティーンのオフィスに現れたのは、メイス・ウィンドゥ、セイシー・ティン、エージェン・コーラー、キット・フィストーの4人だった。メイスは議長に逮捕を宣告するが、彼は赤いライトセイバーを起動すると、一瞬にしてメイスを除く3人を斬り殺す。メイスは牙を剥いたシス卿と、生涯で最も重要なセイバー戦を繰り広げるのだった。死闘の末、実力に勝るジェダイ・マスターがシス卿を追い詰めるが、そこへ我慢できなくなったアナキンが入ってくる。パルパティーンはダークサイドの電撃を放ち、顔面を劣化させながらも激しく抵抗するが、ついには力及ばず降伏した。メイスは命乞いするシス卿にとどめを刺そうとするが、アナキンがこれを制する。しかし、それでもメイスはシスの危険性を捨てきれず、セイバーを振り上げるのだった。彼の運命を決めたのは、アナキンのパドメへの思いである。若きジェダイはパドメを救う秘術を守るために我を失い、メイスの腕を切断したのだ。その一瞬後、反撃に出たパルパティーンは再び邪悪な電撃でメイスを焼き焦がし、彼の体をコルサントの夜空へと解き放ったのだった。

シディアスはアナキンに自分の弟子となり、フォースのダークサイドを学べと告げる。アナキンはついにパドメの命を守るため、シス卿の前に片膝を付き、ダース・ヴェイダーの名を与えられたのだった。さらに、シディアスはジェダイの共和国への裏切りについて断罪し、堕落した銀河系のバランスを崩すため、ヴェイダー卿にジェダイ聖堂への襲撃を命じる。そしてジェダイを壊滅させた後、ムスタファーに隠れている分離主義勢力の幹部たちを皆殺しにしろと指示するのだった。

Order 66

その後、シディアスは銀河中に展開するクローンたちにオーダー66、すなわちジェダイ抹殺命令を発令する。これにより、瞬く間にほとんどのジェダイが不意打ちによって命を落としていった。だが、わずかにこの虐殺を逃れたジェダイも存在し、マスター・ヨーダとオビ=ワンもその中に含まれていた。一方、ジェダイ聖堂はヴェイダーとクローンの大軍によって壊滅状態にあり、シス卿は幼いジェダイ候補の子供たちさえも手にかけていた。この惨劇を目の当たりにしたオルデランのベイル・オーガナ議員は異常事態を察知し、生き残りのジェダイを救出するべく、<タンティヴィIV>でコルサントを飛び立つ。彼はウーキーの助けを借りてキャッシークから逃れたヨーダを救助し、その後、オビ=ワンも合流した。彼らはジェダイ聖堂から発信されているジェダイへの帰還命令を罠だと見破り、それを止めるためコルサントへと向かうことになる。

コルサントでは、多くのジェダイを殺害したヴェイダーが、アナキンとしてパドメのもとを訪れていた。彼は妻にジェダイの裏切りのことを話し、戦争を終わらせるためにムスタファーへ行くと告げる。そして無人になったジェダイ聖堂では、オビ=ワンとヨーダが確認した監視ホロカムの映像から、アナキンのダークサイドへの転向が明らかになっていた。この劣勢を覆すべく、ヨーダはシディアス卿との対決を決意し、オビ=ワンにアナキンを追うよう命じる。一方、元老院ではパルパティーンが自らを皇帝と僭称し、銀河帝国の誕生を宣言していた。議員席からそれを見ていたパドメとオーガナは、共和国の自由が失われたことに気づくのだった。また、溶岩惑星のムスタファーでは、ヴェイダーが必死に命乞いするガンレイ総督らを容赦なく殺害していた。その後、ドロイド軍もすべて停止され、ついにクローン大戦が終結したのである。

オビ=ワンはアナキンの足取りを掴むためパドメのアパートを訪れる。だが、パドメはアナキンを愛しており、彼が悪に寝返ったという話を信じようとしない。オビ=ワンは彼女の妊娠にも気づいていた。そして、パドメは黙って事実を確かめるため、C-3POを連れてムスタファーへと向かう。彼女はその船にオビ=ワンが忍び込んでいることに気づいてはいなかった。

パドメの船を確認したアナキンはプラットフォームで彼女と再会し、2人は強く抱き合った。しかし、彼がパルパティーンを倒して家族で銀河を支配したいと告げると、パドメはオビ=ワンが正しかったことを認識し、一転して夫を拒絶する。そして、彼女の背後にオビ=ワンの姿を発見したとき、アナキンは激しく動揺した。彼はパドメが自分を裏切ったと錯覚し、彼女の首にフォースを伸ばす。パドメは気を失って地面へと倒れた。再びヴェイダーとなった彼は、オビ=ワンに激しい憎悪をぶつけ、仲間にならなければ帝国にとっての敵だと宣言するのだった。ついに銀河系の英雄だった2人のジェダイが互いに戦うときがきたのだ。灼熱の溶岩を背景に、青い2本の光刃が激しく交錯しはじめた。

Battle of Heros

そのころ、元老院の議長執務室にはパルパティーンの前にヨーダが姿を現していた。闇と光、それぞれの頂点に立つ2人が、元老院議事堂で激しくフォースをぶつけ合う。力ではヨーダがやや勝っていたものの、完全に圧倒するには至らなかった。もはや銀河系のフォースはダークサイドに大きく傾いているのだ。勝利はないと悟った老ジェダイ・マスターは議事堂から脱出し、ベイルに救われる。そして、彼らはオビ=ワンと合流するため、再び首都を離れるのだった。一方、皇帝はフォースの乱れからヴェイダーの危機を察知していた。彼はシャトルを用意させると、ムスタファーへと向かったのである。

ムスタファーではアナキンとオビ=ワンの死闘が続いていた。両者は分離主義勢力の本部から外の溶岩流の中へと場所を変え、互いに一歩も退かない攻防を繰り広げる。戦いの途中、オビ=ワンはパルパティーンの邪悪さを訴えるが、アナキンにとってはジェダイこそが裏切り者であり、悪の存在だったのだ。やがて英雄たちの戦いは大詰めに差し掛かり、アナキンが次の一撃で決着をつけると宣言する。だが、フォースはオビ=ワンに味方した。2人は溶岩採集用の小型浮遊プラットフォーム上で戦っていたが、オビ=ワンは陸地を発見すると一気に飛び移り、有利な立ち位置を得たのである。しかし、絶対の自信を持つアナキンはそれでもオビ=ワンに襲い掛かり、戦いの幕を閉じた。アナキンは義手を除く手足をすべて切断され、苦悶の叫びをあげながら引火した溶岩の炎に包まれる。オビ=ワンはアナキンを愛していた。彼はかつての弟子であり、選ばれし者だった男のライトセイバーを拾い上げると、深い哀しみを胸に船へと引き返すのだった。

ムスタファーに到着したパルパティーンは大火傷を負ったヴェイダーを発見し、急いでコルサントへと送り届ける。彼は医療センターで緊急手術を施され、異様な姿のサイボーグとして蘇るのだった。一方、オビ=ワンはパドメと共に、ヨーダとベイルの待つ中立の惑星ポリス・マサへと向かい、パドメの出産に立ち会うことになる。子供は男女の双子だった。パドメは2人をルークとレイアと名づけると、オビ=ワンに、アナキンにはまだ善の心が残っていると言い残し、静かに息を引き取った。その後、レイアはオーガナが引き取ることとなり、ルークはオビ=ワンの庇護のもと、タトゥイーンのラーズ夫妻に預けられることになる。また、ヨーダはシスの手の届かない惑星に隠遁することを決意するが、やがて子供たちが邪悪に立ち向かえる年齢に達するまで、オビ=ワンにある訓練を薦めるのだった。かつてシスに倒されたクワイ=ガン・ジンが、リビング・フォースの神秘によって冥界から戻ってきたのである。2人のジェダイは彼からリビング・フォースの訓練を受け、死後も生者と交信する方法を身につけることになる。

そして数日後、名の知れぬアウター・リムの宙域では、スター・デストロイヤーの艦橋から皇帝、ヴェイダー、ターキンが見守るなか、帝国軍の巨大宇宙ステーションの建造が進められていた。また、ナブーではパドメの葬儀が執り行われ、沿道に集まった多くの市民が涙を流していた。そして、オルデランではオーガナ夫人のブレハが幼いレイアを抱き抱える。タトゥイーンでは、オビ=ワンがベルー・ラーズにルークを手渡した。やがて銀河を救う新たなる希望は、離れ離れとなって静かに成長していくことになる。

EPISODE4 A NEW HOPE

遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・

時は内乱の最中である。秘密基地を発った反乱軍の宇宙船は、邪悪な銀河帝国軍に対して初の勝利を収めた。

この戦いで、反乱軍のスパイは帝国軍の究極兵器の設計図を奪取することに成功する。それはデス・スターと呼ばれ、惑星をも完全に破壊できる力を持った巨大宇宙ステーションだった。

設計図を受け取ったレイア姫は、人々を救い、銀河系に平和を取り戻すべく、自船で故郷へと向かうが、帝国軍の密使に発見されてしまうのだった・・・

Star Destroyer

辺境の砂漠の惑星タトゥイーンの軌道上で、反体制派の帝国元老院議員の1人、レイア・オーガナ姫の乗艦するオルデランの外交船<タンティヴィIV>が、帝国軍のインペリアル級スター・デストロイヤー<デヴァステーター>の追撃を受けていた。レイアの船は執拗な攻撃によって主反応炉を破壊され、航行不能にさせられてしまう。帝国軍は<タンティヴィIV>を拿捕すると、ストームトルーパー部隊を船内に突入させ、乗員たちとの間で激しい銃撃戦が展開された。<デヴァステーター>を指揮するのは、皇帝の側近の1人であり、帝国軍の重鎮でもあるダース・ヴェイダー卿だった。彼はレイアが反乱同盟軍のスパイであると睨み、この船が受信したとみられるデス・スターの設計図を探していたのだ。

しかし、危機を察知したレイアは忠実なアストロメク・ドロイドのR2-D2に設計図を託しており、彼をプロトコル・ドロイドのC-3POと共に脱出ポッドで船外に射出させていた。スター・デストロイヤーも脱出ポッドの射出を確認していたが、ドロイドしか乗っていないポッドに生命反応はなく、見過ごされていたのである。船内に設計図の形跡が既にないことが分かると、ヴェイダーはレイアをスパイ容疑で捕らえ、タトゥイーンに回収部隊の派遣を命じるのだった。その後、<タンティヴィIV>は跡形もなくは解され、レイアへの支持が多数を占める元老院には、遭難事故として報告されることになる。

Droid Bazaar

2体のドロイドは荒涼としたタトゥイーンの砂丘海に漂着する。そして、レイアからの密命を受けたR2と何も知らない3POは口論となり、互いに別々の方向へと歩むのだった。だが、やがて2体は砂漠で廃品回収業を営むジャワたちに発見され、彼らの巨大なサンドクローラーの中で再会を果たす。その後、ドロイドたちはジャワの廃品バザーで売りに出されるのだった。

3POとR2を購入したのは、アンカーヘッドの近郊で水分農業を営むオーウェン・ラーズと、その甥ルーク・スカイウォーカーだった。ルークはオーウェンから早速ドロイドたちの整備を命じられ、偶然にもR2が内部に記録していたレイアのホロ・メッセージの一部を発見する。彼女はオビ=ワン・ケノービという人物に助けを求めており、R2も自分の本当の主人はオビ=ワンだと言うのだ。ルークはオビ=ワンという人物に心当たりはないが、砂漠の端に住む変わり者の隠者、ベン・ケノービとは面識があった。メッセージの続きを見ようとする彼は、R2の指示通りに行動規制ボルトを外すが、ドロイドは続きを再生しようとしない。彼は苛立ちながらも食事に向かい、叔父にオビ=ワンとベンとの関係を問いただすのだった。だが、オーウェンはベンを不快に思っており、オビ=ワンはルークの父親と同じころに死んだと語るだけだった。また、ルークはドロイドの労働力が増したことで、かねてからの夢だった帝国アカデミーへの進学許可を求めるが、それも無下に断られてしまう。友人たちは次々とこのつまらない惑星から出て行ってしまい、取り残された彼にとって、今の人生は切ない試練でしかなかったのである。

Leia's Message

ルークがドロイドたちのもとへ戻ると、R2が姿を消していた。彼は規制ボルトがなくなったため脱走し、オビ=ワンへの任務を果たしに向かったのである。凶暴なサンド・ピープルが徘徊する夜は危険であるため、ルークは翌朝の捜索を決めるのだった。そして翌朝、ルークが3POを連れて砂漠を捜索していたころ、帝国軍の分遣隊も脱出ポッドにドロイドが乗っていたことを突き止め、捜索を開始していた。やがてルークはジャンドランドの荒地でR2を発見するが、サンド・ピープルの襲撃を受け、気を失ってしまう。彼を助けたのは老ベン・ケノービだった。彼は自分こそがオビ=ワン本人であると語り、ルークたちを家へと連れて行く。そこで、ベンは自分とルークの父親が共に旧共和国のジェダイ騎士であったこと、そして自分の弟子だったダース・ヴェイダーが帝国に寝返り、ルークの父を殺害したのだということ告げ、この青年に父の形見のライトセイバーを手渡すのだった。そして、R2がベンにレイアからのメッセージを再生する。その内容は、R2に記憶されているデス・スターの設計図を養父ベイル・オーガナの待つオルデランへ届けてほしいというものだった。ベンは高齢を理由にルークの同行を求めるが、彼には断るしかなかった。オーウェンがそれを許すはずがないのだ。

一方、デス・スター内部では帝国軍上層部が会合を開いていた。この要塞兵器の最高司令官グランド・モフ・ターキンは、パルパティーン皇帝が帝国元老院の永久解散を宣言したことを報告する。反乱軍の力を侮るまいとするタッグ将軍と、デス・スターの威力に絶対的な自信を示すモッティ提督とで意見が割れるなか、ターキンはヴェイダーが設計図を取り戻し、反乱軍基地の所在を必ずや見つけてくれるだろうと確信していた。そのときこそ、デス・スターは一撃で反乱軍を壊滅させ、帝国の体制を万弱のものとすることができるのだ。ヴェイダーは反乱軍の秘密基地の場所を突き止めるべく、捕虜となったレイアへの尋問を開始するのだった。

ベンをアンカーヘッドの街へ送る途中、ルークは焼け爛れたサンドクローラーと無数のジャワの焼死体を発見する。タスケンの仕業に見せかけられてはいたが、これが帝国軍のストームトールーパーによるものなのは明らかだった。惨殺されたジャワたちはルークに2体のドロイドを売った者たちであり、彼は自分の家にも危険が迫っていることを直感する。ルークはベンの制止を振り切り、全速力で我が家へと戻るが、そこで待っていたのは無残な姿に変わり果てた叔父夫妻だった。故郷に留まる目的を失ったルークは、ベンと共にオルデランへ行き、父の後を継ぐべくフォースの道を学ぶことを誓うのだった。

Mos Eisley Cantina

彼らはタトゥイーンの有数の宇宙港都市モス・アイズリーに到着する。帝国軍の検問をベンのフォースで無事に切り抜けた彼らは、オルデランへのチャーターを引き受けてくれる腕利きのパイロットを雇うため、荒くれ者の集う酒場へと入っていった。そこで彼らは<ミレニアム・ファルコン>の船長である密輸業者のハン・ソロと、その相棒、ウーキーのチューバッカを雇うことになる。だが、ハンは犯罪王ジャバ・ザ・ハットの仕事に失敗し、多額の借金を背負っている身だった。このときも賞金稼ぎが取立ての使いとして現れ、酒場に一騒動を巻き起こしたほどである。彼は法外な値段でこの仕事を請け負うと、愛機の整備にドックへと戻るが、そこにはジャバ自らが待ち受けていた。ハンはこの仕事の終わりに利息を付けて必ず返済すると約束し、その場をやり過ごす。やがてルークとベンが訪れるが、タトゥイーンを発とうとした瞬間、密告を受けて彼らを追ってきたストームトルーパー隊に襲撃される。一行は間一髪で難を逃れるものの、既に<ファルコン>は帝国軍にマークされていたのである。

タトゥイーンの軌道上には2隻のスター・デストロイヤーが待ち構えていたが、<ファルコン>はハイパースペースへジャンプし、オルデランを目指していく。船内でルークはベンからフォースの修行を受け、徐々にジェダイとしての悟りを開いていった。そのころ、デス・スター内では薬物による尋問にも屈しなかったレイアを精神的に追い詰めようと、ターキンはこの要塞兵器をオルデラン星系へと移動させていた。彼はレイアに対し、反乱軍基地の場所を教えなければ、故郷を破壊すると脅したのである。さすがのレイアもこの脅迫には口を割るほかなく、ダントゥイーンの名を告げるのだった。だが、ターキンは無情にもスーパーレーザーを発射し、レイアの目の前でオルデランを爆破させてしまう。帝国にとって、反乱同盟軍の絶大な支援者であるベイル・オーガナはどうしても抹殺しなければならない人物であり、この攻撃は帝国の威信とデス・スターの恐怖を広めるための効果的な見せしめとなったのである。

オルデランと共に消え去った何億もの人々の叫びが、フォースの騒乱となってベンを襲った。しかし、彼はルークへの教えを続け、若き弟子の成長を確かめる。やがて<ファルコン>はオルデラン星系に到着するが、既にそこに惑星の姿はなく、ただ瓦礫の海が広がっているだけだった。ベンは帝国軍が惑星を破壊したのだと直感するが、ハンは付近をパトロールしていたTIEファイターを追跡し、事情を確かめようとする。やがて彼らの目の前に現れたのは月ほどの大きさを持つ宇宙ステーションだった。強力なトラクター・ビームに捕らえられた<ファルコン>は、なす術なくデス・スター内部へと引き寄せられ、拿捕されてしまう。帝国軍はこの船が要塞の設計図を持ってモス・アイズリーから逃走した貨物船であることを確認し、内部の徹底調査を開始するのだった。ルークらはストームトルーパーに変装して船内から脱出し、作戦を練ることになる。

Return Match

ダントゥイーンを調査した偵察隊からの報告により、ターキンはレイアの言葉が嘘だったことを知る。彼は怒り狂い、直ちに彼女の処刑を命じたのだった。一方、ベンは若者たちに多くの惑星の運命を委ね、一人でトラクター・ビームを遮断しに行く決意をする。また、ルークとハン、チューバッカは監房区画にレイアが捕らえられていることを突き止めると、ドロイドたちを残して彼女を救助に向かうのだった。彼らはチューバッカを捕虜に見立てて監房区画へと進み、乱闘の末、レイアを発見する。だが、侵入者の存在が発覚したことでデス・スター内全域に非常警報が出されており、彼らは袋小路に追い詰められてしまうのだった。仕方なくレイアはダスト・シュートへと潜り込み、4人はゴミ処理場に立てこもる。そこには怪物ダイアノーガが棲んでおり、さらにゴミ圧縮装置が作動して、彼らは絶体絶命の危機に立たされるのだった。

そのころ、ベンは首尾よくトラクター・ビームの切断に成功していた。一方、ダース・ヴェイダーもフォースを通じてかつての師の存在を感じ取っており、20年前の決着をつけるべく、1人で彼の足取りを追っていた。また、ルークたちも際どいところでC-3POとR2-D2に救われ、ゴミ処理場からの脱出に成功する。こうして自由の戦士たちはおのおので<ファルコン>を目指すことになるが、ベンを待ち受けていたのはシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーだった。かつての師弟が再びライトセイバーを交え、<ファルコン>の目の前で死闘を繰り広げる。しかし、老オビ=ワンの力は衰えていた。彼は若き弟子に未来を託し、ヴェイダーの光刃を受けてフォースと一体となる。思いがけないベンの死にルークは錯乱するが、ベンの声が走れと告げていた。<ファルコン>で飛び立った彼らはTIEファイターの追撃をかわし、ハイパースペースへと逃れたのである。

Battle of Yavin

<ミレニアム・ファルコン>はレイアに導かれ、反乱軍の秘密基地のあるヤヴィン4へと向かう。だが、船体には帝国軍の追尾装置が取り付けられており、デス・スターも急速にヤヴィン星系を目指していた。彼らはこのためにわざと取り逃がされたのである。反乱軍の将軍たちはR2から得た設計図を分析し、デス・スターの唯一の弱点を突き止めていた。反応炉から伸びる直径わずか2メートルの排熱ダクトにプロトン魚雷を直撃させることができれば、この要塞兵器を破壊することができるのだ。ルークは反乱軍パイロットの一員として銀河の命運を賭けた戦いに参加する決意を固めるが、ハンとチューバッカはそれを自殺行為だと言い捨て、ジャバ・ザ・ハットへの借金の返済に戻ってしまう。やがてデス・スターがヤヴィン星系に姿を現し、反乱軍の戦士たちが戦闘機で飛び立っていく。基地で旧友ビッグズ・ダークライターと思いかげない再会を果たしたルークは、彼と共にレッド中隊の一翼となってこの決戦に挑むのだった。

デス・スター表面からの砲撃と、TIEファイターによる迎撃によって、反乱軍の戦闘機は徐々に数を減らしていく。また、銀河一のパイロットとされるヴェイダーも専用TIEファイターで出撃し、驚異的な腕で歴戦の勇者たちを葬っていった。最初にターゲット・ゾーンに突入したYウィングのゴールド中隊も1機を残して全滅し、続いて突入したレッド・リーダー率いるXウィング小隊も全滅させられてしまう。残るはルーク、ビッグズ、そしてウェッジ・アンティリーズの3機のXウィングのみとなるが、その直後にウェッジは戦線を離脱し、ビッグズもヴェイダーによって撃墜されてしまった。ヴェイダーはルークのXウィングを追い、そのパイロットが強いフォースの持ち主であることに気づく。そしてとどめを刺すべく狙いを定めたその瞬間、ハンの歓声と共に<ファルコン>が助けに現れたのだった。ヴェイダーの機は味方のTIEと接触してデス・スターの外側に大きく弾き飛ばされる。すると、ルークに再びベンが語りかけてきた。彼はフォースに身を委ね、見事に排熱ダクトに直撃させたのである。ヤヴィン4を射程に捉えたデス・スターは、砲撃する直前に宇宙の塵と化したのだ。

ヤヴィン4では、反乱軍の戦士たちが劇的な大勝利に歓喜していた。ルーク、ハン、チューバッカは英雄として表彰され、正式に反乱軍の勇者として迎え入れられたのである。

EPISODE 5 THE EMPIRE STRIKES BACK

遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・

反乱軍にとって暗黒の時代であった。デス・スターは破壊されたが、帝国軍の機動部隊は反乱軍を秘密基地から撤退させ、銀河系全域の捜索を開始したのである。

だが、ルーク・スカイウォーカー率いる自由の戦士の一隊は、強大な帝国艦隊から逃れ、辺境の氷の惑星ホスに新たなる秘密基地を設立することに成功する。

その一方で、若きスカイウォーカーの捜索に執念を燃やす邪悪なダース・ヴェイダーは、宇宙の隅々にまで、何千ものプローブ・ドロイドを放ったのだった・・・

Hoth

インペリアル級スター・デストロイヤー<ストーカー>から多数のプローブ・ドロイドが放たれた。その中の1機はホスにも到達し、さっそく反乱軍の秘密基地の捜索を開始する。そのころ、ホスの雪原では反乱軍の英雄ルーク・スカイウォーカーとハン・ソロがトーントーンに跨って定期パトロールを行っていた。ハンは何の進展もなく基地に帰還するが、ルークは隕石を調査するため移動しようとしたところを雪獣ワンパに襲われる。一方、それを知らないハンは基地に戻ると、ライカン将軍に同盟軍から離れたいと告げるのだった。ヤヴィンの戦いから既に3年が経過しており、彼の首には痺れを切らしたジャバ・ザ・ハットから多額の懸賞金が掛けられていたのである。事実、ハンはこれまでにも自分を狙う賞金稼ぎと遭遇しており、このまま生き延びるにはもはや一刻の猶予も残されていないと悟っていたのだった。

タトゥイーンへ戻るべく愛機<ミレニアム・ファルコン>の整備へと向かうハンを、レイア・オーガナが呼び止める。彼女はハンの力が必要だと言い、彼を引き止めようとするが、ハンが望んでいたのは反乱軍のリーダーとしてではなく、レイア個人としての慰留だった。ハンは彼女に明らかな好意を寄せていたが、2人の感情はすれ違い、説得は物別れに終わってしまう。ハンがルークの消息不明を知ったのは<ファルコン>の修理を行っていたときだった。夜を迎えるとホスの気温は急激に低下し、ルークが生きて帰って来る確率も非常に低くなる。ハンは友人を助けるため、再びトーントーンで極寒の雪原へと向かうのだった。

凍てつくような吹雪のなか、ハンはわずかな生命反応を手がかりにルークの捜索を進めていた。だが、急激な気温の低下にトーントーンも息絶え、ハンの命も危険に晒されるようになる。エコー基地でもハンからの連絡が途絶え、ついに防寒扉が閉じられると、レイアとチューバッカの表情に絶望の色が横切るのだった。そのころ、ルークはワンパの洞窟に逆さづりの状態で捕らえられていた。意識を取り戻した彼は未熟ながらもフォースの流れを掴み、氷に突き刺さったライトセイバーを引き寄せる。異変に気づいた雪獣が彼を襲うが、ルークはワンパの腕を一刀両断し、命からがら洞窟を逃れるのだった。だが、厳寒の雪原で彼は再び倒れてしまう。意識がもうろうとするなか、ルークを呼びかけたのはフォースと一体となって姿を現した亡き師、オビ=ワン・ケノービだった。老師は惑星ダゴバへ行き、マスター・ヨーダの教えを乞えと告げる。そこにハンが現れ、親友を死の淵から救い出したのだった。翌朝、2人はエコー基地を出撃したスノースピーダーの捜索隊によって発見され、無事に基地へと戻ったのである。

Imperial Fleet

バクタ・タンクで治療を終えたルークを中心に、再び英雄たちが顔をそろえる。エコー基地には宇宙船の発進禁止令が出ており、足止めされたハンは不快感を示すが、それを自分と別れたくないレイアの好意と曲解し、彼女を困惑させる。レイアは当てつけにルークとキスを交わし、ハンを嫉妬させるのだった。すると、偵察機が不審な物体を発見したとの報告が入る。謎の物体は帝国軍の暗号を発信しており、基地内に不安と緊張が走った。そして、ハンとチューバッカが調査に向かい、それが帝国軍のプローブ・ドロイドであることが判明すると、ライカン将軍は直ちに全軍の撤退を命じるのだった。

ホスからの送信がダース・ヴェイダー率いる死の小艦隊に届いた。旗艦スーパー級スター・デストロイヤー<エグゼキューター>の艦橋でピエット艦長からの報告を受けた暗黒卿は、フォースの直感でホスに反乱軍の秘密基地があることを確信する。捜し求めるスカイウォーカーもそこにいるのだ。艦隊司令官のオゼル提督は異論を挟むが、ヴェイダーの信念は揺るがなかった。彼は全艦をホス星系へ向けさせ、総攻撃の準備を命じたのだった。

やがて帝国艦隊がホスの軌道上に姿を現した。しかし、同盟軍は攻撃に備えて強力な防御シールドを作動させており、帝国軍は軌道からの砲撃を封じられてしまう。ヴェイダーはその失態への怒りをオゼルに向け、彼を処刑すると共にピエットを提督へと昇格させた。そして、ヴェイダーはヴィアーズ将軍にAT-AT部隊による地上攻撃を命じたのである。一方、反乱軍はイオン・キャノンで地上から援護射撃を行いながら、貨物船を脱出させていた。ハンは<ファルコン>の修理に追われながらもルークに二度目の別れを告げ、ルーク率いるローグ中隊が帝国軍のAT-ATと対峙する。しかし、無敵のAT-ATの前に反乱軍は大打撃を受け、徐々に前線を後退させていった。そして、ついにヴィアーズ将軍によってエネルギー基地が破壊されると、ヴェイダー自ら地上に降り立ち、ルークの捜索を開始するのだった。

Battle of Hoth

エコー基地に総員退去命令が鳴り響く。だが、ハンとチューバッカは未だに<ファルコン>の修理を行っており、レイアも最後の貨物船の脱出を見送っているところだった。レイアの身を案じるハンは、彼女を<ファルコン>に乗せてホスを脱出する。だが、軌道上で待ち受けるスター・デストロイヤーが、執拗に彼らを追跡するのだった。ハンはハイパードライブを使って一気に逃走しようとするが、故障によってジャンプができない。極めて一方的な追跡劇が展開され、やがて<ファルコン>はホス近郊の小惑星帯へと逃げ込んだ。だが、帝国軍は恐ろしいほどの執念でハンの船を追い、ようやく追っ手を振り切ると、<ファルコン>は巨大な岩に開いた洞窟の中へと身を隠すのだった。

一方、無事にホスを脱出したルークは、オビ=ワンの助言に従い、R2-D2を伴ってXウィングで惑星ダゴバへと向かう。沼の惑星ダゴバは文明社会とは程遠い無人の惑星であり、とても偉大なジェダイ・マスターが住んでいるような場所ではなかった。彼はさっそくヨーダを探すが、逆にルークを見つけたのは小柄なエイリアンの老人だった。老人は馴れ馴れしい態度で彼を困らせるが、ヨーダのところへ案内すると言い、ルークを自分の家へ招く。そこで老人はルークに様々な質問を投げかけ、あたかも以前から彼を知っているかのように話しかけるのだった。やがてルークは我慢の限界に達し、怒りをあらわにする。仲裁に入ったのはオビ=ワンの声だった。この老人こそが旧共和国のジェダイ・マスター・ヨーダだったのだ。ルークは彼に入門の許可を求め、オビ=ワンも同意を告げる。ヨーダはルークが今ある現実を見ず、未来ばかりを見つめていることに渋りながらも、銀河に光をもたらす希望を求めて、この若きジェダイを弟子とするのだった。

The Emperor

<ミレニアム・ファルコン>の徹底捜索を命じるヴェイダーに、突如としてパルパティーン皇帝からの呼び出しがかかる。ヴェイダーが皇帝のホロの前に膝まづくと、パルパティーンはデス・スターを破壊したスカイウォーカーの息子がフォースに騒乱を巻き起こしていると告げ、警告する。ヴェイダーはダーク・マスターに、ルークをダークサイドに引き込むか、それを拒むなら抹殺すると請け負うのだった。彼は即座に銀河中から腕利きの賞金稼ぎたちを招集し、<ファルコン>に賞金を掛ける。その中には悪名高きボバ・フェットの姿も見えるのだった。

洞窟の中で、ハンたちは<ファルコン>の修理に取り掛かっていた。その途中、ハンは再びレイアに言い寄り、徐々に心の間を狭めていく。しかし、この場所は決して安全とはいえなかった。船の外にはパワー・ケーブルを齧るマイノックが飛び交っており、一行は害獣退治に外に出るが、そこで驚愕の事実に気づくことになる。そこは洞窟ではなく、想像を絶するほどの大きさをしたスペース・スラッグの体内だったのだ。ハンは急いで<ファルコン>を発進させて難を逃れるが、スター・デストロイヤー<アヴェンジャー>に発見されてしまう。ハイパードライブはまだ直っておらず、逃走は不可能だった。ここで彼は機転を利かせ、<アヴェンジャー>に特攻すると見せかけて艦橋の裏側に<ファルコン>を貼り付けた。彼らはレーダーからも姿を消し、うまく帝国艦隊を出し抜くことに成功すると、船を修理するためベスピンへと向かう。そこには旧友ランド・カルリジアンの統治する採鉱都市、クラウド・シティがあるのだ。しかし、ヴェイダーに雇われた賞金稼ぎの中でただ1人、<スレーヴI>に乗るボバ・フェットだけが獲物を視界に捉えていたのである。

Jedi Training

ダゴバで修行に励むルークは、ヨーダから最初の試練としてダークサイドの強い、薄暗い洞窟の中へ入るよう命じられる。彼は丸腰で行けと言われるが、武器を身に付け、洞窟の奥へと進むのだった。すると、そこにヴェイダーの幻影が現れる。驚いたルークはライトセイバーを起動し、ヴェイダーに切りかかるが、彼が切り落した仮面の下には、自分自身の顔が隠されていたのである。その後も、ルークは幾度となく失敗を繰り返し、そのたびに叱責を受けていた。沼に沈んだXウィングを前に見た目で不可能を判断し、フォースを感じることを諦めてしまうこともあった。だが、ヨーダは大きさは関係ないといい、Xウィングを引き上げることでフォースの偉大さを見せ付ける。また、ヨーダは若き弟子に未来を予見するよう指示し、ルークは瞑想の中で、雲に浮かぶ都市と、そこで苦しむハンやレイアの姿を垣間見るのだった。彼は仲間を助けに行かなければならない衝動に駆られ、ヨーダとオビ=ワンの制止を振り切って出発の準備を進める。2人の師は、ルークがダークサイドの誘惑に駆られることを危惧しており、まだヴェイダーと戦うには早すぎると戒めた。だが、ルークは行ってしまう。オビ=ワンは困惑するヨーダに、彼が最後の希望だと告げるが、ヨーダはもう一人の存在をほのめかすのだった。

クラウド・シティではハンたちがランドの歓迎を受けていた。生粋のギャンブラーであるランドは<ファルコン>の前の所有者でもあり、ハンとは過去に確執もあったが、現在はこの都市の執政官としてティバナ・ガスの採鉱事業を手がける実業家として収まっている。しかし、レイアは一見平和に見えるこの都市に何か不穏な気配を感じていた。C-3POが行方不明になり、数時間後にバラバラになって発見されたのである。ハンもランドを完全に信用しているわけではなく、修理を終えたらすぐに発つつもりだと説明する。しかし、レイアの直感は正しかった。フェットに導かれた帝国軍が先に到着しており、ランドもやむなくハンを裏切っていたのである。ヴェイダーはルークを捕らえるための囮として彼らを利用しようと考えていたのだ。ハンとレイアは互いに愛し合っていたことを確認するが、彼は実験台としてカーボナイト冷凍にかけられ、フェットに引き渡されてしまう。そして、レイアとチューバッカも帝国軍の捕虜として連行されることになるのだった。その後、ルークが到着すると、ヴェイダーは彼を誘い出し、ダークサイドへの誘惑をはじめたのである。

Father and Son

隙を突いて帝国を裏切ったランドは、レイアとチューイーを解放してソロの救出へと急ぐ。だが、あと一歩及ばず、<スレーヴI>は彫像と化したハンを載せ、ジャバ・ザ・ハットの待つタトゥイーンへと発ってしまう。彼らはやむを得ずこの都市から脱出するため、<ファルコン>へと急ぐのだった。

一方、ヴェイダーとルークは互いのライトセイバーを手に、激しくぶつかり合っていた。ときにルークは父を殺した暗黒卿を圧倒し、ヴェイダーはかつての師であるオビ=ワンに教えを受けた若きスカイウォーカーの力量に感心するが、両者の実力の差は歴然としていた。やがてルークは強大なフォースのダークサイドに押され、右手を失い、傷だらけとなって追い詰められる。そして、勝利を決定的なものにしたヴェイダーは、ルークに驚愕の事実を告げるのだった。自分こそがお前の父親なのだと。ルークはその言葉を激しく否定するが、フォースはそれが事実だと告げていた。ヴェイダーは驚くべき可能性を秘めた息子をダークサイドへと誘い、皇帝亡き後の銀河を統治しようと持ちかける。だが、ルークは誘惑を断ち切り、自ら奈落の底へと落ちていくのだった。クラウド・シティの底辺で絶体絶命の危機に立たされたルークは、フォースを通じてオビ=ワンに、そしてレイアに助けを求める。彼の心の声に気づいたのはレイアだった。既に追っ手から逃げ切っていた彼女はランドに戻るよう要求し、直感を頼りにルークを見つけると、彼を救出したのである。辛くも一命を取り留めたルークだが、彼の心はオビ=ワンとヴェイダーが語った相反する2つの事実の間で複雑に揺れていた。

ベスピンを脱出した<ファルコン>に、ヴェイダーの<エグゼキューター>が迫る。ハイパードライブは帝国軍によって切られており、ヴェイダーは再びルークを捕らえるため、トラクター・ビームで<ファルコン>を引き寄せるつもりだった。だが、R2がハイパードライブの回線を接続したことで、ようやく<ファルコン>は自由を得たのだった。

その後、反乱軍の集合地点で治療を受けたルークは、レイアと2体のドロイドと共に、<ミレニアム・ファルコン>の出発を見送っていた。ランドとチューバッカがハンを救出するため、タトゥイーンへと発ったのである。ルークも後から合流すると告げ、仲間とのしばしの別れを前に、決意を新たにするのだった。

EPISODE 6 RETURN OF THE JEDI

遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・

ルーク・スカイウォーカーは故郷の惑星タトゥイーンへと戻っていた。友人ハン・ソロを、凶悪な犯罪王ジャバ・ザ・ハットの手中から救出するためである。

だが、ルークの知らぬ間に、帝国軍は密かに初代デス・スターを上回る破壊力を持った新型宇宙ステーションを建造中だった。

もし、この究極兵器が完成すれば、銀河系に自由を取り戻すべく戦っている少数の反乱軍たちは、確実に一掃されてしまうだろう・・・

Second Death Star

森林衛星エンドアに浮かぶ建造中の第2デス・スターを、突如としてダース・ヴェイダーが訪れた。ヴェイダーは司令官のモフ・ジャジャーロッドと対談し、皇帝が工事の遅れに不快感を示していること、そして近々皇帝自らが工事を監督するため、この現場を訪れることを伝える。ジャジャーロッドは恐怖にすくみ、作業を急がせると応えるのだった。

一方、タトゥイーンではC-3POとR2-D2がルーク・スカイウォーカーの使いとしてジャバ・ザ・ハットの宮殿へと向かっていた。到着した2体のドロイドは執事のビブ・フォチューナを説得し、ジャバへの謁見に臨む。醜悪なハットと面会した彼らはルークから預かったホロ・メッセージを再生するが、その中でルークは友人ハン・ソロを返してもらうことを前提に取引をしたいと主張し、親善の証としてこのドロイドたちを贈ると申し出るのだった。だが、ジャバには取引に応じるつもりはなく、ハンもカーボナイト凍結されたままの姿で玉座の間の壁飾りとなっていたのである。そして、3POは彼の機嫌を損ねて破壊された通訳ドロイドの後任として使われることになり、R2はジャバの自慢のセール・バージで給仕の仕事を与えられたのだった。

玉座の間で宴が開かれている最中、ブーシと名乗る小柄な賞金稼ぎがチューバッカを引き連れて入ってきた。賞金稼ぎはさっそくウーキーに掛けられた懸賞金を求めるが、金額を巡って対立し、ついにはサーマル・デトネーターを取り出してジャバを脅迫する。ボバ・フェットをはじめとする傭兵たちが一斉に銃口を向けるなか、ハットの犯罪王は彼の度胸に感服し、賞金額の引き上げに同意するのだった。そして、チューバッカは牢獄へと連行されるが、このときの衛兵の中に変装したランド・カルリジアンが潜んでいることに誰も気づいていなかった。やがて皆が寝静まった夜、ブーシは密かに玉座の間を訪れ、ハンを復活させる。一時的に視力を失ったハンは怯えるが、ブーシの正体がレイア・オーガナであることを知ると、安堵に包まれるのだった。だが、ジャバはその一部始終を目撃していた。ハンは返済の遅れを必死に弁明するが、もはやジャバにとっては借金のことなどどうでもよく、彼はハンを投獄し、レイアには奴隷として鎖で繋ぐ栄誉を与えたのだった。

A Pit of Carkoon

宮殿への次の訪問者はジェダイの正装に身を包んだルーク・スカイウォーカーだった。ジャバは謁見を拒否するが、若きジェダイはマインド・コントロールを巧みに使い、玉座の間に姿を見せる。彼はジャバの前で強気に仲間の引渡しを要求するが、邪悪なハットはそれを拒否し、ルークの死を楽しむため、彼をトラップ・ピットに落とすのだった。地下で待ち受けていたのは血に飢えた巨大なランコアである。獰猛な怪物が若きジェダイへと迫るが、ルークは冷静さを失わず、落とし扉を利用して哀れなランコアの息の根を止める。これに激怒したジャバはハンとチューイーを呼びつけ、彼らと共にルークをカークーンの大穴で処刑すると宣告するのだった。3人は久しぶりの再会を喜ぶ暇もなく、セール・バージに従うスキッフで砂丘海へと運ばれるのだった。カークーンの大穴には、餌食となった者が1,000年の苦痛を味わうというサーラックが生息しており、セール・バージの中ではジャバとその取り巻きたちが歓声を上げながら、処刑の開始を待っていた。だが、ルークは堂々とジャバに最後通牒を突きつけ、それが拒否されると予定通り反撃打って出る。彼はR2に仕込んであったライトセイバーを手に取り、衛兵たちを次々と葬り去っていった。最強の賞金稼ぎといわれたボバ・フェットもあっけなくサーラックに飲み込まれ、大混乱に陥った船内で、ジャバもレイアに絞殺されてしまう。最後にはセール・バージも爆破され、ジャバの組織はもろくも崩れ去るのだった。英雄たちは1人の犠牲者もなく目的を達成し、ルークは再び故郷を後にしたのである。

反乱軍の仲間たちは味方の艦隊の集合地点を目指すが、ルークはヨーダとの約束を果たすため、R2を連れてダゴバへと向かう。そのころ、第2デス・スターにはついにパルパティーン皇帝を乗せたシャトルが到着していた。出迎えたヴェイダーが作業の進捗を報告するが、皇帝は既に弟子の本心を見抜いていた。ヴェイダーは息子ルークの捜索許可を求めていたのだ。だが、皇帝はルークが自ら父親を目指して現れることを予見しており、そのときこそ自分たちの手で彼をダークサイドへ転向させようと考えていたのである。

Yoda

ルークはダゴバで900歳を迎えたヨーダと再会する。若き弟子は修行の続きを求めるが、老師は病で衰弱しており、もはや教えることはないと告げるのだった。しかし、ヨーダは最後の試練として彼にヴェイダーとの対決を促す。そして、偉大なジェダイ・マスターはルークの質問に対し、ヴェイダーが彼の父親であることを認めるのだった。その直後、ヨーダはルークに、皇帝の力を侮るな、そして学んだことをもう1人のスカイウォーカーに伝えよと言い残し、フォースと一体となる。戸惑うルークの前に現れたのはオビ=ワンだった。彼はかつてルークの父がヴェイダーに殺されたと説明したが、親友だったアナキン・スカイウォーカーがヴェイダーという邪悪な人格によって葬り去られたのは、彼にとって紛れもない事実だったのだ。そして、オビ=ワンはもう1人のスカイウォーカー、すなわちルークの双子の妹の存在を明かし、ルークはそれがレイアであることを直感する。彼女はヴェイダーと皇帝の目を避けるため、密かに素性を隠して育てられていたのだ。ルークは妹を守るため、父を改心させると誓うのだった。

サラスト星系に集結した同盟軍艦隊では、第2デス・スター攻撃に向けての作戦会議が開かれていた。アクバー提督とメイディーン将軍によって立案された作戦の概要は、ソロ将軍率いる工作部隊がエンドアにある第2デス・スターのシールド発生装置を破壊し、その後、カルリジアン将軍の戦闘機部隊がデス・スター内部に侵入して、この究極兵器を破壊するというものだった。ハンは<ミレニアム・ファルコン>をランドに託すと、ルーク、レイア、チューバッカ、そして2体のドロイドらを従えてエンドア星系へと向かう。司令船<エグゼキューター>の艦橋から、ヴェイダーはフォースを通じて息子の存在を感じ取るが、彼はそのままシャトルを衛星へと向かわせるのだった。その後、彼は第2デス・スターへと戻り、皇帝にルークの到着を報告する。皇帝はエンドアでルークの投降を待てと命じるのだった。

Endor

ハンのチームはシールド発生装置を目指すが、途中、帝国軍のパトロール隊に発見され、小規模な戦闘へと発展する。ルークとレイアが本隊から離れ離れとなってしまい、やがてルークは仲間と合流を果たすが、レイアは依然として行方不明のままだった。彼女は戦闘中に気を失っており、エンドアに住むイーウォックのウィケットと遭遇していたのである。彼女は村へと招かれ、一方で、ルークたちもチューバッカの不注意からイーウォックの仕掛けた罠に掛かり、捕らえられてしまう。そして、イーウォックたちは金色に輝くC-3POを見るや、彼を神と認識し、ルークやハンを調理してもてなそうとする。捕虜となったルークたちは樹上の村でレイアと再会するが、イーウォックたちは彼女はおろか、3POの説得にも応じようとしなかった。そこでルークはフォースを使って3POを宙に浮かべ、天罰と称して彼にイーウォックたちを説得させるのだった。その後、3POがこの原始的種族に銀河系の現状を説明すると、反乱軍の英雄たちは彼らの仲間として迎え入れられたのである。

その夜、ルークはレイアと2人になり、唐突に母親のことを質問する。彼女はおぼろげな記憶を持っていたが、ルークには母に関する記憶が一切なかった。そして、彼はレイアに真実を打ち明ける。彼女が自分の双子の妹であること、そしてヴェイダーが自分たちの実の父親であることを。兄は妹に父を改心させると約束し、村を出て行った。ハンが心配になって様子を見に来るが、レイアは何も告げることができず、ただ抱きしめてほしいと頼むのだった。

その後、バンカーと名づけられたシールド発生基地で、帝国軍に投降したルークはヴェイダーとおよそ1年ぶりの再会を果たす。ヴェイダーが息子の成長を認めると共に、ルークはヴェイダーが父親であることを認めていた。ルークは父にかつての自分を思い出させ、改心を迫るが、彼は皇帝への忠誠を強調し、ルークをマスターのもとへと連れて行くのだった。玉座の間でついにルークと対面したパルパティーンは、第2デス・スターの情報を同盟軍に与えたのは自分の仕掛けた罠であると告げ、ルークの怒りを誘う。2人の暗黒卿はルークに憎しみの感情を芽生えさせ、フォースのダークサイドへと誘惑しようとするのだった。

Battle of Endor

エンドアではハンのチームがイーウォックの案内で、守りの手薄なバンカーの裏口に到着していた。彼らは内部に侵入して爆弾をセットするが、待ち構えていた大部隊によって捕らえられてしまう。そのころ、ハンにシールド解除の望みを託したまま、同盟軍艦隊もエンドアへ向けてハイパースペースに突入していた。ハンたちは絶望の淵に立たされていたが、そのとき森の中から無数のイーウォックの戦士たちが出現し、一斉に帝国軍へと襲い掛かる。バンカー周辺は大混乱に陥り、帝国軍のAT-STとイーウォックの原始的な戦法がぶつかり合う熾烈な戦場と化したのだった。やがて上空に同盟軍艦隊が到着するが、シールドはまだ消えておらず、代わりに彼らを待っていたのはスター・デストロイヤーの大艦隊だった。アクバー提督は罠に気づくがとき既に遅く、エンドアの地上と上空で、銀河の命運を賭けた大激戦が繰り広げられることになる。

皇帝はこの状況を眺めながらルークに仲間の敗北を説き、若きジェダイの怒りを煽っていた。彼はルークの怒りをさらに引き出すため、ジャジャーロッドにスーパーレーザーの使用を命じる。建造中のデス・スターから放たれた光線が一瞬にして同盟軍の艦船を蒸発させるが、彼らにもはや退路はなく、ハンが一刻も早く任務を遂げることを祈るしかなかった。だが、地上の戦いは混戦を深めており、ハンとレイアもバンカーの扉に阻まれ、成す術がなかった。その間にも上空では同盟軍が次々と大型艦を失っており、ランドは全軍を帝国艦隊の中に突入させて、デス・スターからの砲撃を阻止するのだった。皇帝は同盟軍の劣勢を尻目にルークを挑発し、彼をついに攻撃へと誘う。ルークが皇帝に光刃を振り下ろすと、ヴェイダーがそれを受け止めた。2人の衝突はそのまま戦いへと転じ、親子は皇帝の御前で最後の死闘を繰り広げるのだった。

チューバッカと2人のイーウォックがAT-STを1機奪い取ったことで、森林の戦いが急展開を迎える。彼らは他のAT-STに奇襲をしかけ、またイーウォックたちの原始的な戦法も徐々に帝国軍のテクノロジーを打ち砕いていった。反乱軍は一気に優勢に立ち、ハンはついにバンカーを降伏させると、シールド発生装置の爆破に成功する。それを察知したアクバー提督も戦闘機部隊にデス・スターへの突入を命じるのだった。一方、内部ではルークとヴェイダーの戦いが続いていたが、ルークはあくまでも父を改心させたいと考えており、戦いを放棄して物陰に隠れてしまう。だが、ヴェイダーはフォースを通じてルークの心から娘の存在を知り、ルークがダークサイドを受け入れなければ妹を誘うと告げるのだった。この言葉に激怒したルークは憎しみを込めてヴェイダーを叩き、彼の腕を切断する。ヴェイダーが息子に屈服すると、皇帝はルークがダークサイドに身を任せたと判断し、彼に臣下となるよう求めるのだった。だが、ルークはそれを拒否し、ジェダイとして父の跡を継ぐと宣言したのである。

Force Lightening

パルパティーンはダークサイドの電撃を放ち、ルークを抹殺にかかる。服従を拒むなら、脅威となる前に殺すしかない。成す術なくもがき苦しむルークに、皇帝は容赦なく暗黒の力を浴びせるのだった。だが、父に助けを求めるルークの叫びがついにヴェイダーの善の心を動かした。アナキン・スカイウォーカーとしてライトサイドに帰還した彼は、邪悪なダーク・マスターを抱え上げ、反応炉へと続くシャフトに放り込んだのである。ルークは力を失った父に肩を貸し、デス・スターからの脱出へと急ぐのだった。

皇帝を失った帝国艦隊が一時的な混乱状態に陥ると、同盟軍艦隊は第2デス・スターが破壊されるまでの時間稼ぎとして、<エグゼキューター>への集中攻撃を開始する。そしてグリーン・リーダーの乗るAウィングの特攻をもって、敵の旗艦を轟沈させたのだった。また、アナキンは最期を悟ると、マスクを外し、自分の目で成長した息子の姿を確かめる。彼は息子と娘に侘びを残し、そっと息を引き取るのだった。その直後には、ランドの<ファルコン>とウェッジのXウィングがデス・スターの中心部に達し、ランドの放った震盪ミサイルの一撃によって、主反応炉に連鎖爆発が引き起こされた。彼らは全速力で外を目指し、<ファルコン>が脱出した瞬間に、第2デス・スターは大破する。ルークもその寸前に父の亡骸を連れて脱出しており、エンドアの地表で無事に仲間と再会を果たすことができたのだった。

ハンとレイアも同盟軍の勝利を地表から見守っていた。このとき彼女はハンにルークとの関係を明かし、2人は再び愛を誓い合う。そしてその夜、反乱軍の戦士たちはイーウォックたちと共に戦いの勝利を祝っていた。銀河系の各地でも、帝国の崩壊を祝って市民が歓喜に溢れている。ルークは祝宴の傍らで、自分を見守るヨーダとオビ=ワン、そして若かりし日の父の姿を見るのだった。