ワンレングスのスライス

バックのスライス

図1.センターで分け、ハの字スライスでカットしていく方法。
バックを仕上げてサイドのカットをしていきます。頭の丸みに合わせラウンドして引き出さず、バックに板状に引き出すのは左右対称にカットするためです。したがって切り上がりを頭の丸みに合わせコーミングすると両端は少し長さが残ります。ここをチェックカット。

図2.頭皮の面が急激に変化するぼんのくぼ辺りまではハの字スライスで、
そこから上はカットラインと平行にスライスを取りカットしていく方法。
耳上からはサイドも同時にカットしていきます。

図3カットラインと平行にスライスを取りながらカット、耳上からはサイドも同時にカット。

ポイント

テンション(髪を引っ張る)
コームの密刃で力をかけて峰でパネルを引っ張るようにとかすと髪の自然な立ち上がりが抑えられて
しまい、乾くと髪は立ち上がるので中の方が表面より短くなってしまいます。
襟足にはクセのある方が多いのでよく観察を。

リフティング(髪を持ち上げる)
パネルを挟んだ指が地肌から離れたり、とかしたコームが浮いた状態でカットすると段差がついて
しまいます。
トップ近くなると毛束を持つ左手が浮きやすくなるので注意しましょう。コームをぼんのくぼ下からは
歯を寝かせ気味に頭の丸みに合わせるように毛先までスルーすると切りやすい。


オーバーダイレクション(髪を前後どちらかに引く)
カットラインと垂直になるよう、とかしてカットしないとラインに段差がついてしまいます。
スライスの幅を広く取りすぎると両端が中央に寄ってしまいラインがラウンドしてしまいます。